今年は本当に雪が少ない

拍子抜けするほど

 

友人を伴って雪山に行った

いくら街に雪がなかろうと 山は真っ白

 

ほんの数十分ゆけば銀世界に出会うことだってできる

この街がやっぱり好きなのだ

 

冬は率先してスポーツをする季節

ボードのひとが多いけれど

わたしは変わらずスキー一筋

 

息をするように 何も考えず滑ることが出来るのは

ひとえに両親の教育のおかげ

幼稚園のころから仕込まれているので

かなりの急勾配でも それなりに楽しく下りてこられる

 

子どものころは

あまりに急で 足がすくんで動けなくなり 泣きながら滑ったことも数知れず

今思えば 恐ろしいほどのスパルタ!

 

 

髪がおさげに編んだ状態のまま凍りついたり

1メートル先も見えない吹雪の中を滑ったり

接触して数メートル吹っ飛ばされたり

 

思い出はさまざまあるけれど

どれもスキーあってこそ

 

 

思いのままに好きなところへ、

それもかなりのスピードでね

 

空気が澄んでいるから

青い山々の景色の奥には 大好きな街が見える

 

 

びゅんびゅんと視界の端を木々が流れていくのも

真っ白な世界を切り裂くように滑っていくのも

あたる風が冷たくて痛くてびりびりするのも

 

とにかく好きなのだ

 

 

ここ2年ばかり夏にもスポーツをしているけれど

やっぱり冬はいいね