今朝のドラマで、
高層ビルのはめごろしの窓が苦手だ、いつまで経っても慣れない、
という台詞があって、それがなんだか心に残った。
ドラマの中では、窓が開かないということに関して話していたけれど
窓が開かないことも、
窓の向こうには向かい側のビルの窓が見えることも、
ビルの合間から覗くように空を見ることも、
全然慣れないと思っていたな。
慣れたくないとどこか強く思っていたのも確かだし。
全部を忌避していたわけではなく、私が思う美しさというのは
森の中とか、渓谷とか、川沿いの土手なんかにあることが多いという話
それでも
仕事中に一度だけ、ビルの屋上から見た夕焼けは驚くほど美しかった。
あの頃の私の記憶にそういう瞬間があってよかったと思う。