なんてあたたかい、朝

日差しが肌をなでるようで、マフラーも手袋も外して歩いた

 

気持ちがはずんで駆け出したいくらいだったけれど

実際のわたしは全身に筋肉痛をかかえて、歩くのもヨロヨロ

 

私はかなりの高確率で夜中に目が覚めてしまうのだけれど

身体を思い切り動かした日は

朝までしっかりと眠れるのが良い

夢も見ず泥のように、とまではいかないけれど

身体がすーっと沈んでいくような、穏やかな疲労は、心地よいものだ

 

身体を自分の思い通りに操れるようには、なかなかならなくて

もどかしく感じることは多い

練習の過程は、はっきり言って美しくないし

美しくない自分の姿を、延々と鏡で見ることにもなる

理想のシルエット、理想の動き、理想の強さ

それらを全部叶えるには、筋力も体力も柔軟性も、全然足りないのだ

 

学生の時みたいに、毎日何時間もの時間を費やすことはできない分

急激な成長は、望めないけれど

それでも、亀の歩みでも、目指すところに近づいていきたいと思う

 

一歩でも進むことができるなら、進まない理由はないよね