美しい秋が来る

 

朝晩の冷え込みがだんだん厳しくなってきた

この寒暖差でおいしいものがたくさんできると知ったのは

大学生になってから

 

あの1年は私の人生を豊かにしてくれた、と

何度だって思う

 

一生見ることのかなわなかっただろう景色を

たくさん見せていただいた

 

決して綺麗な世界ではなく、それを忌避するのも簡単で

一過性のものとして忘れてゆくのも、自由

 

でも

あの世界があるから、

私たちの暮らしはこうも豊かで

選択の自由があって

限りなく整理整頓されている

 

感謝、ばかりの1年だった

 

朝晩と昼の温度差が開けば開くほど

私はあのころを思い出す

 

 

金色の稲穂、美しいな

美味しい新米をたのしみに